各種ブランド米の魅力と、栃木県のお米が美味しい「驚きと納得」の理由をご紹介します!
品種紹介
コシヒカリ
~お米の王道~
- 粘りと弾力がある
- ツヤがあり香り高い
- 品質が安定している
福井県の農業試験場で生まれたコシヒカリ。最も普及した新潟県を含む一帯が昔、「越後」と呼ばれていたことから、「越(“こし”)の国に、“ひかり”かがやくようなお米になりますように」との思いが込められ、「コシヒカリ」と命名されました。指す「越の国」に「光り輝く稲」になってほしいという願いが込められています。
米どころ栃木県の代表ブランド!
1957年に栽培が開始されて以来、順調に作付けが推移し、1966年には栃木県で一番作られる品種となり、その座を不動のものとしました。2013年から2016年、そして2018年と2019年において、日本穀物検定協会による食味ランキング「特A」(最高評価)を獲得。
とちぎの星
~米どころ栃木の期待の星~
- 大粒で豊かな甘み
- 炊飯後も粒が崩れない
- 冷めても美味しい
「様々な災害に打ち勝ち、燦然(さんぜん)と輝く“栃木の星”となって欲しい」との思いから命名されました。
これからの県産米を担う期待の星
2014年の誕生直後から、老舗料亭や新進気鋭の飲食店から高く評価されると共に、2015年及び2017年から2019年にかけて、日本穀物検定協会による食味ランキング「特A」(最高評価)を獲得。2019年、天皇の皇位継承に伴う重要祭祀「大嘗祭」で用いるお米に選ばれました。
栃木県オリジナル米「とちぎの星」が
令和元年の大嘗祭に選ばれました!
令和元年(2019年)11月に行われた、天皇陛下の皇位継承に伴う重要祭祀「大嘗祭」で使用する新米に、「とちぎの星」が選ばれました。宮内庁から収穫地に指定された高根沢町において、「とちぎの星」を収穫する「悠紀斎田抜穂(ゆきさいでんぬきほ)の儀」が行われ、収穫された「とちぎの星」は大嘗祭で供納され、天皇陛下がお召し上がりになりました。
TOKYO MX 情報バラエティ番組「ええじゃないか!!」で紹介されました
※音声が流れます
大嘗祭に「とちぎの星」を供納した生産者や「日本料理 つきぢ田村」三代目の田村 隆さん、栃木県担当者のインタビュー映像を下記にてご覧頂けます。(映像制作:令和2年)
【フルver.】※音声が流れます
【30秒ver.】※音声が流れます
なすひかり
~栃木オリジナル品種~
- 米本来の甘みと旨みがある
- 大粒で食べ応えがある
- 寒さに強い
寒さに強く県北部での生産に適していることから、避暑地として人気の「“那須”高原」のさわやかなイメージにあやかりたいという願いと、このお米がコシ“ヒカリ”系統であることから「なすひかり」と名付けられました。
県北部で大切に育まれた地域ブランド
2005年に開発された栃木県オリジナル品種。寒さに強いことから県北部を中心に生産されています。2010年~2015年、2018年と2019年において、日本穀物検定協会による食味ランキング「特A」(最高評価)を獲得。
あさひの夢
~県内2番目の作付け量~
- さっぱりした味わい
- やや大粒
- 栽培しやすい
明治時代に開発され、その美味しさが評判となった「“旭”米」の性質を受け継いでおり、長年に渡り品種改良に携わってきた多くの人々の“夢”が実現した品種であるという思いから命名されました。
外食や中食を支える栃木県産米
県内で2000年から積極的に生産奨励された「あさひの夢」は、主に県南部で栽培されています。コシヒカリに次ぐ県内2番目の作付け量である「あさひの夢」は、安定した良質なお米を大量に求める外食企業や中食企業から根強い人気があります。
とちぎのお米の豆知識
栃木県のお米が美味しい理由。それは「肥沃な大地」と「ミネラル豊富な水資源」。そして意外な理由の組み合わせである「日照時間の長さ」と夏に多い「雷」が挙げられます。「雷都」を自称する栃木県には8月中に8日間、雷が鳴り響き雨が降った記録があります。日本有数の「日照時間の長さ」によりお米が甘くなり、栃木県特有の雷雨により気温が下がる夜にお米が身を守るため栄養を蓄える。稲の成長期である夏に昼夜の寒暖差が生まれることにより、栃木県のお米が一層美味しくなるのです!
-
美味しいお米の炊き方!
-
お米をすくって、机の上にトントントンとしてください。お米がしっかり沈みますので、それが正しいお米の計量になります。それで、擦り切っていただいて一杯です。
-
ボールに入れてお水を入れたら優しく泳がせる。 2、3回手早くやっていただいて、お米を傷つけないことがポイント。 透明になるまでだと旨味も流してしまうので、少し白っぽいくらい 2、3回で大丈夫です。お米は冷たい水であればあるほど美味しく炊き上がるので、本当は冷たいお水のほうがいいですが、急いでる時はぬるま湯で洗っていただくと、お水の浸透が良くなるので時短になって炊き上がるのも早くなります。
-
新米時期はお水がたくさん含まれてると思われがちですが、新米の時期ほど、きっちり2時間水に浸します。冬場は、だとだんだん皮が柔らかくなってくるので1時間、夏場は30分で大丈夫です。
-
炊き上がったら蓋を開けずに電源を切って、コンセントを抜きます。 炊き上がってすぐ保温になってしまうと、美味しい旨味の水分が保温でとられてしまいます。炊き上がったあと、お釜の中をおひつの状態にする形で線を抜いて、美味しい水分を全部お米に閉じ込めてもらってから15分後に開けて保温をします。
-
-
美味しい炊き方のワンポイント!
一合に対して、ひとかけらくらいの氷を入れると美味しく炊き上がります。 冷たいところから沸騰するまでの時間が長ければ長いほど、旨味と甘味の酵素がでます。
-
古米を美味しくする方法
一合に対して大さじ1杯弱くらいのマヨネーズを入れていただくと、1つ1つのお米の粒にマヨネーズの油がコーティングされて、ツヤツヤのお米に炊き上がります。
また、マヨネーズの味を気になる方は、炊く前に溶かしていただくと、炊き上がりの味は全然大丈夫です。
ただ、時間が経つと油分が悪くなってしまうので、保温して、ずっと後に食べるのは味を損ねてしまうので、炊き上がり直後に食べていただくのがいいです。
澁谷 梨絵
「五ツ星お米マイスター」と「雑穀エキスパート」、「ごはんソムリエ」、「雑穀エキスパート」などの資格を持つ。2006年、米・雑穀卸・小売商の家業「株式会社シブヤ」の代表取締役に就任。