山梨県の郷土料理|(選定料理)ほうとう
- 栄養バランスと消化に優れた「ほうとう」は武田軍の陣中食? -

農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で選ばれた山梨県の郷土料理。
幅広の平打ちうどんとかぼちゃに加え、ねぎやしいたけなどを味噌ベースの汁で煮込んだ麺料理です。うどんを生麺の状態から煮込むことで、汁にとろみがついて冷めにくい特徴があります。
山梨県の山間部では、米作りが難しいことから麦を栽培し、収穫した麦で麺を作り、季節の野菜と煮込み始めたのがほうとうのはじまりです。戦国時代、武田信玄が貴重な米に代わる陣中食として考案したという説が伝わります。
県内では、「武田陣中ほうとう祭り」や「昇仙峡ほうとう味くらべ真剣勝負」など、ほうとうに関するイベントが開催され好評を得ています。山梨県の家庭では、残った汁を翌朝ご飯にかけて「ほうとう飯」として食べられることもあります。
ほうとうのレシピ分量:1人前 |
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1. かぼちゃはひと口大より少し大きめに切る。大根とにんじんはいちょう切り。きのこ類はお好みの大きさで。長ねぎは斜めに切る。 ※かぼちゃの皮は、薄めに切って下さい。口当たりがよくなります。 ![]() 2. 昆布かつお出汁を鍋に入れる。長ねぎ以外の材料を入れ、沸いたら弱~中火でかぼちゃがやわらかくなるまでコトコト煮る。かぼちゃがやわらかくなったら弱火にして、長ねぎを入れ、約2分煮る。あくを取る。 ※かぼちゃがやわらかくなる目安の時間は、10~15分。 ![]() 3. 味噌を少しずつ加え、箸でかぼちゃをつぶし、味を調える。別の鍋でうどんを茹でておく。 ![]() 4. 茹でたうどんを入れ、中火で約2分煮る。器に盛って完成。 ![]() ![]() 調理のコツ
ほうとうは家庭料理なので、材料にこだわらず気軽に作ってみて下さい。ただし、かぼちゃは必ず入れて欲しいですね。お好みで、鶏肉や豚肉を入れると一層美味しくなりますよ。味付けのポイントは甘みとコクを出すために、かぼちゃを少しつぶすことと、味噌を少し多めに入れて濃いめのスープにすることです。ほうとうが甘くて濃いめの味付けなので、お酒はさっぱりする山梨県の純米酒辛口があいますね。
喜三郎農場 店長 松尾
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レシピ協力“喜三郎農場”
郷土料理「ほうとう」。
B-1グランプリで優勝した「甲州とりもつ煮」。
甲州地鶏や富士桜ポーク。
山梨県の郷土料理とB級グルメ、食材を味わえるお店です。
こだわりの卵と甲州地鶏
東京都文京区千石1-23-11
最寄り駅: | 都営三田線 千石駅 3分 |
電話番号: 03-3943-3746
営業時間: ランチ 月~金 11:30~14:30
ランチ 土・日 11:30~17:00
ディナー 17:00~22:00(L.O.)
平均予算: 2,500円
定休日: 無休
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(選定料理)ほうとうは早うま料理、パーティ料理です。