岩手県の郷土料理|(選定料理)わんこそば
- 15杯でかけそば1杯分 -

農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で選ばれた岩手県の郷土料理。
お給仕さんの「じゃんじゃん!どんどん!」の掛け声とともに、ひと口大のそばがお椀に入り、食べ終わると次のそばがお椀に投げこまれ、満腹になるまで味わいます。
古くは遠方からの客人を、そばでもてなす「そば振る舞い」の風習があり、ゆでたてを提供するための工夫として小さなお椀を用いた「おかわり」の作法がうまれました。
現在では、食したお椀の数を競い合う遊び心ある「わんこそば」は、岩手県の名物料理です。
わんこそばのレシピ分量:1人前 |
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1. そばを茹でている間に薬味の用意をします。当店で作る場合は、7仕切りに分けられている薬味入れに、上記に記載したマグロの刺身やねぎ、紅葉おろし等を適量に盛り付けます。 2. 温つゆは、だしとかえしを8:1の割合で作り、温めておきます。その際に、沸騰しないよう気をつけておくことがコツです。沸騰してしまうと味が濃くなってしまいます。そして、お盆に並べてあるお椀(12杯)にざる1枚分(約70g)のおそばを小分けして入れます。入れ終わったら、温めておいたつゆを少量づつ上からかけ、テーブルまで運びます。 3. お客様の目の前に別の本椀を用意し、給仕役が2のそばを1杯づつ入れ、一口大のおそばを味わってもらいます。食べ終わって空となったお椀は、お客様の前に積み重ねていきます。食べながら、1で作った薬味を入れながら味を変えて召し上がっていただきます。もう食べられない時は本椀の蓋をして終了となります。一度蓋をしてしまったら、再度開けることはできません。 調理のコツ
そばを小分けしてから温つゆを入れる際、上からかけることによって、そばが伸びるのを防ぎ、温かいそばをおいしく食べていただきます。女性平均30~40杯、男性平均50~60杯です。薬味は基本的にはお替わりできないので、ペースを考えて食べるのがコツです。また、水分も取りすぎるとそばを食べられなくなるので、あまり摂取しない方がそばをたくさん食べる事ができます。お給仕さんの掛け声は「はい、どんどん」「はい、じゃんじゃん」などさまざまな掛け声があり、そのペースに乗ってわんこそばをお楽しみください。最後に、お給仕さんはプロの方々なので、なかなか蓋をするのが難しいと思います。一瞬の隙をみて上手にお蓋をして下さいね。
初駒 本店 主任 高橋
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レシピ協力“初駒 本店”
盛岡駅からタクシーで10分。名物「わんこそば」は食べ放題以外に「わんこそば24杯限定コース」も存在する。
ひっつみ御膳や山の幸御膳、そば会席など、旬の素材と地産池消にこだわった御膳メニューも各種味わえる。
座敷がメインの落ち着いた店内でわんこそばを楽しもう。
盛岡名物わんこそば
岩手県盛岡市八幡町10-21
電話番号: 019-651-7184
営業時間: 11:00~14:00、17:00~20:00
定休日: 不定休
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