鹿児島県の郷土料理(選定料理)黒豚のしゃぶしゃぶ

- ご当地しゃぶしゃぶの代表料理?「かごしま黒豚」の贅沢な食べ方 -

黒豚のしゃぶしゃぶ

 農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で選ばれた鹿児島県の御当地人気料理。

 かごしま黒豚と野菜で食すしゃぶしゃぶです。鹿児島県はブタの飼育頭数が全国1位。「かごしま黒豚」とは、鹿児島県名産のサツマイモを含んだ飼料で育てられ、県内で生産、肥育、出荷された黒豚のことです。400年程前に琉球(現在の沖縄県)から運ばれてきたといわれています。うまみと甘みがありながらさっぱりしており、肉本来の美味しさを味わえるしゃぶしゃぶでの食べ方が人気です。

 しゃぶしゃぶの起源には諸説あり、北京の火鍋料理がルーツという説や、肉の消費が落ちる夏に沢山の肉を食べてもらう工夫として飲食店が考案したという説などがあります。

 現在では鹿児島県の黒豚をはじめ、富山県のブリや北海道のラムなど、各地の名産品を使ったしゃぶしゃぶが多く見られるようになりました。


黒豚のしゃぶしゃぶのレシピ

 分量:4人前
豚ばら肉しゃぶしゃぶ用薄切り400g
レタス1個
ニラ1束
長ねぎ1本
えのき1袋
きくらげ
(乾燥)
15g
くずきり
(乾燥)
15g
冷凍うどん
(又は中華麺)
適量
1,350cc
にんにく2欠片
昆布1枚
(5cmx5cm)
鶏ガラスープの素大さじ1
[山葵おろしだれ]
450cc
薄口しょうゆ180cc
みりん大さじ1
ほんだし少々
大根30g
わさび10g
[A]
つゆのもと
(3倍濃縮タイプ)
120cc
お湯360cc
柚子胡椒適量
(又は七味唐辛子)
ねぎ
(小口切り)
適量
[B]
ぽん酢適量
大根おろし適量
七味唐辛子適量
ねぎ
(小口切り)
適量
1.
レタスは芯をくりぬき4つ割りに、ニラは5cm幅に切る。長ねぎはひと口大に切り、さらに縦半分に切り分けて芯をとりのぞく。えのきは、手で食べやすいサイズにさく。きくらげとくずきりは水でもどしておく。
2.
鍋に水をいれ、にんにく、昆布、鶏ガラスープの素を入れ沸騰させ、沸騰後は火を中火にし、昆布を取りのぞく。
3.
肉と野菜をそれぞれ食べる分量を鍋に入れ、肉の色がかわったら、材料内[A]で作る山葵おろしだれ、[B]和風だれもしくはぽん酢だれで食べる。

※それぞれのたれの作り方は、手順4を参照下さい。
4.
強火でスープを沸騰させてから冷凍うどんをそのまま入れ、好みのたれでお召し上がりください。

[山葵おろしだれ]の作り方。
1.水100ccに本だしを少々入れる。電子レンジで10秒温めて、本だしを溶かす。

2.本だしが溶けたら、水350ccと薄口しょうゆ180ccとみりん大さじ1を加える。

3.軽く絞った大根おろし30gとわさび10gを、2にまぜ合わせる。(各量、お好みで調整下さい。)

※和風だれで召し上がる際は、柚子胡椒とねぎをたっぷり入れるのがお薦め。

※市販のごまだれで召し上がっても美味しいですよ。
調理のコツ
当店で評判の山葵おろしだれを家庭版として考案してみました。ぜひお試し下さい!もし手に入りましたら、追加の具として北海道物産展で大人気の「じゃが豚」を入れてみて下さい。じゃが豚とは、じゃがいもから作ったモチモチの食感の皮で、豚肉と新鮮な野菜を包んだもの。しゃぶしゃぶに合いますよ。〆には沖縄そばが意外とあいます、程良く豚の旨みを吸ってさっぱりしていてお薦めです。お酒は、黒豚と同じ土地で育ったくせの無いいも焼酎の水割りがあうと思います。
無門新宿 支配人 野島