熊本県の郷土料理(選定料理)からしれんこん

- 「カリッと辛っと」400余年の歴史を誇る熊本名物 -

からしれんこんと海老のコロッケ

 農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で選ばれた熊本県の郷土料理。

 よく洗ったレンコンの両端を切り落としてからゆでて陰干しし、レンコンの穴にからしみそを詰めて数時間おき、衣をつけて揚げたものです。

 江戸時代、藩主の細川忠利が病弱だったため、滋養強壮を目的とした献上品として作られたのがはじまりです。からしれんこんの切り口が、細川家の家紋「九曜紋(くようもん)」に似ていたため、しばらくは門外不出の料理でしたが、明治時代に入ってから一般に製法が広まったとされます。

 レンコンの食感とからしみその味わいは、お酒のつまみとして、ご飯のおかずとして、お土産としても人気です。熊本県の冠婚葬祭に欠かせないからしれんこんは、熊本名物の一つです。


からしれんこんと海老のコロッケのレシピ

 分量:5人前
冷凍のからしれんこん200g
冷凍のれんこん200g
むき海老
(冷凍でも可)
200g
2個
生パン粉150g
カットレモン1個
【A】
白みそ45g
練り辛子60g
片栗粉80g
3g
こしょう適量
小麦粉10g
[お好みで]
サニーレタス適量
レタス適量
水菜適量
パセリ適量
1.
からしれんこんを約5mmの角切りにする。
れんこんを約2cm幅で乱切りにする。
むき海老を約5mmの角切りにする。

※れんこんは、冷凍物の方が粘り気が出てコロッケにあいます。
2.
乱切りにしたれんこんをフードプロセッサーに入れ、粘り気のあるペースト状にする。
3.
1と2に材料内【A】を入れて、まんべんなく混ぜ合わせる。
4.
3を約50g取り、小判型に成形して両面に小麦粉をかける。
溶き卵にくぐらせてパン粉をつける。

※手に水をつけて成形すると、きれいに作れます。
※小判型にすることで、中にまんべんなく熱が伝わり、美味しく揚げることができます。
※パン粉は、生パン粉の方がジューシーに揚げることが出来ます。
※パン粉をつける時、手についた溶き卵を水で流して下さい。パン粉にだまが出来にくくなります。
5.
170℃の油で約2分揚げる。
お好みでサニーレタスもしくはレタス、水菜やパセリを添え、レモンを絞って完成。

※揚げる時、自然とコロッケが上にあがってくるまで、むやみに触らないで下さい。