福岡県の郷土料理|(選定料理)がめ煮
- たくさんの野菜が取れる郷土料理 -
農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で選ばれた福岡県の郷土料理。
鶏肉、サトイモ、ゴボウ、ニンジン、タケノコなどを煮込む料理。昔、福岡県北部は筑前国(ちくぜんのくに)と呼ばれていたことから、筑前煮とも呼ばれます。名前の由来は複数あり、博多の方言である「がめりこむ(寄せ集める)」が短くなり「がめ煮」と呼ばれるようになったという説や、文禄の役で出兵した兵士たちが「どぶがめ(スッポン)」とその他の材料をごった煮にして作った「亀煮」から名付けられたという説などがあります。
現在、福岡県一帯で慶事には欠かせない郷土料理です。
がめ煮のレシピ分量:5人前 |
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1. 鶏肉はぶつ切りにする。砂肝は薄皮をむいておく。レバーは流水にさらして血抜きをする。にんじん、れんこん、里芋、こんにゃくは乱切りにする。 2. 干し椎茸と高野豆腐は水で戻して適当な大きさに切る。こんにゃくは熱湯で茹でこぼしておく。たけのことごぼうは下茹でしてあくを抜き、乱切りにする。 干し椎茸の戻し汁は取っておく。 3. 鍋に水を張り、鶏肉、砂肝、レバーをひと煮立ちさせ、 あくを取ってから、しいたけのもどし汁、砂糖、みりん、濃口しょうゆ、塩を加えて味を調え煮汁をつくる。 その後、高野豆腐、里芋、しょうが以外の材料を加えて煮る。 4. 最後に高野豆腐、里芋を加えて、里芋に竹串がささるくらいまで煮たら完成。しょうがを千切りにしたもの(針しょうが)をたっぷりとそえていただきます。 ※調理のコツ 煮込み過ぎず冷ましながら味を含ませると美味しく仕上がります。 再加熱し、お召し上がり下さい。 がめ煮は、冷めた状態でも美味しくいただけます。 調理のコツ
年末にたくさん作り、年明けに家族で少しずつ食していたがめ煮。日持ちし、日が経つごとに味が染み込んで美味しくなるのが特徴です。高野豆腐の代わりに麸を入れても結構ですし、具材が少なくなってきたら厚揚げを足すこともおすすめです。お酒は日本酒であればなんでも合うでしょう。お正月定番のお酒「おとそ」ともよく合います。
銀座 有薫酒蔵 大将 國部
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