埼玉県の郷土料理|(選定料理)冷汁うどん
- 第6回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦優勝! -
農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で選ばれた埼玉県の郷土料理。
味噌とゴマ、お好みで砂糖を加えすり鉢ですったものに、きゅうりとなす、しそやみょうがなどの薬味を入れ、冷たいだし汁か水でのばしたつゆに、うどんをつけて食す郷土料理です。川島町地域では「すったて」ともいわれています。
忙しい農作業の合間や食欲がない時でも手軽に食べられる栄養食として広まったのが起源とされています。最近では珍しくなりましたが、旧家ではお盆に親戚一同が集まり、宴席の最後のしめに食されていました。
平成22年に開催された「第6回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦」で優勝したことから、提供店が増えました。
冷汁うどんのレシピ分量:4人前 |
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1. つけダレとトッピングを作る。 ごまを煎ったもの、しその葉をすり鉢で細かくしたもの、味噌、砂糖を加えよくまぜあわせ、水で溶く。 別にきゅうり、海苔を細切りにしておく。 2. うどんを作る。 小麦粉に塩水を少しずつ加えていき、球状にまとめる。 3. 2をビニールシートなどで包み、足で踏んで均等にのばす。 球状に戻してから10分寝かし、再度足で踏み均等にのばす。 これを三度繰り返す。 4. 3を常温で3時間ほど寝かす。 5. テーブルに打ち粉をし、4の生地を延べ棒で5mmほどの厚さを目安に均等にのばす。 適度に打ち粉を加え、生地を90度ずつ回しながら行うと良い。 6. 5の生地を好みの長さに折り重ね、5mmほどの幅を目安に包丁で切る。 7. 鍋に水を張り、沸騰させ6を入れ7~8分程茹でる。 8. 茹であがったうどんを水でしめてから器に盛り、1で用意したきゅうりと海苔を散らす。 1で用意したつけダレにうどんをくぐらせ、いただきます。 お好みでおろし生姜や刻みねぎをつけダレに加えても美味しく召し上がれます。 調理のコツ
ご飯のお供として、畑でとれたきゅうりの輪切りを砂糖、塩、ごまで和えたものをよく食べており、そこで余ったものをうどんとあわせて食べたのが冷汁うどんの始まりとされます。
小麦粉がよくとれる加須市の各家庭では、子供から大人まで手打ちうどん作りが盛んに行われていました。うどんの厚みにムラが出来ても、打ち立てのうどんの風味は格別です。
夏は冷汁うどん、冬には鍋焼きうどん、他にも鴨せいろうどんや、肉味噌うどんなどなど。手打ちうどん作りをぜひお試し下さい。
子亀 店主 岡戸
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