山形県の郷土料理|(選定料理)いも煮
- 秋の伝統行事「いも煮会」 -
農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で選ばれた山形県の郷土料理。
里芋やこんにゃく、ねぎ、きのこ類、季節の野菜などを主な具材とした鍋料理。
江戸時代、京都との文化交流から入ってきた料理がルーツとされます。稲刈りが終わる秋に食べごろを迎える里芋は古くから庶民の味として親しまれており、里芋を用いた収穫祭や地域交流の場として屋外で大きな鍋を囲む「芋煮会」は300年程前より行われていました。
現在も9月の第1日曜日を「芋煮会」のはじまりの日とし、山形県の風物詩となっています。豚肉を用いる庄内風、牛肉を用いる内陸風など、地域により様々な形で受け継がれています。
いも煮のレシピ分量:2人前 |
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1. 材料を揃え、出汁をとる。里芋は六方切り、ごぼうは笹がき、他はひと口大のものを用意する。 2. 鍋に材料内[A]を張り、里芋を入れる。鍋に火をかけ、出汁が沸いたら他の材料を加える。 3. 里芋に火が通ったら出来上がり。 調理のコツ
収穫祭や地域交流の場として屋外で大きな鍋を囲む「芋煮会」は、山形県冬の風物詩。現在は家庭料理として年中食されており、春は山菜、冬はきのこ類を加えてつくられます。脂がたっぷりとのった、山形牛のばら肉を用いるとより美味しく召し上がれます。
赤坂あじさい 店主 佐藤
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