北海道の郷土料理|(選定料理)石狩鍋
- 漁師l考案の郷土鍋 -
農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で選ばれた北海道の郷土料理。
新鮮なサケの身のぶつ切りと中骨を含めた「あら」を鍋に入れ、キャベツやタマネギ、豆腐などをみそ味で煮込む鍋料理。
明治時代、サケ漁を終えた漁師たちが自分たちへのご褒美として、船上で食べ始めたのが石狩鍋の原型とされています。
石狩地方では縄文時代からサケ漁が行われていました。
現在では全国にその名が知られる石狩鍋。平成20年には市内の飲食店店主らが石狩鍋PRを目的として「あき味の会」を設立し、北海道のサケ食文化を観光客に伝える活動を行っています。
石狩鍋のレシピ分量:4人前 |
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1. 材料を揃え、白菜※1は芯10cmの長さ、葉は2cm幅に切る。ごぼうは笹がきに、長ねぎは5cmの長さで斜め切り。玉ねぎは半月切り。えのきはほぐしておき、糸こんにゃくと春菊をひと口大に切る、 かたい物から鍋に入れていく。 ※1 北海道、石狩地方ではキャベツ(≠白菜)を用います。 2. 鮭の骨を抜き(ピンセットを使うと抜きやすい)、一口大の斜め切りにし、野菜の上に盛り付ける。 3. 材料内[合わせ味噌]をだし汁で伸ばして味噌地を作り、鍋に入れる。 ※北海道味噌が有れば是非そちらを用いて下さい。クセが少なく、より美味しく召し上がれます。 4. 鍋を火にかけ、鮭に火が入ったら(鮭に箸を刺し、割れる程度)食べごろ。 お好みでバターとおろしにんにくを用いて味を調整して下さい。 残ったスープで雑炊を作ると、美味しくいただけます。 調理のコツ
北海道の伝統の味。吟味した鮭を霜降りすることで旨味が凝縮されます。味噌味なので沸騰させずあくを丁寧に取ることにより美味しさが増します。お供の飲み物は米の旨味が実感出来る日本酒がまことに合います。また、白菜の代わりにキャベツを使用致しますと甘みが一層増します。
郷土料理ユック銀座店 営業課長 木村
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