郷土料理百選シンポジウムを開催しました!
11月15日午後1時より、「農山漁村の郷土料理百選」の選定を記念したシンポジウムが、東京ビッグサイト・国際会 議場にて開催されました!
当日は、朝10時から同じビッグサイト展示ホールで「農林水産 祭・実りのフェスティバル」が開催されており、午後のシンポジウム会場には、各地の特産品を手にした買い物帰りの方や、地域おこし・食文化・料理を学ぶ学生さんの姿が目立ちました。
冒頭、主催者を代表して(財)農村開発企画委員会・山本徹理事長より挨拶があり、続いて出演者が入場、NHK解説委員の合瀬宏毅氏の進行でパネルディスカッションが始まりました。
左から、服部幸應氏、田部浩子氏、絹谷幸二氏、平野啓子氏
左から、合瀬宏毅氏、舩山龍二氏、向笠千恵子氏
まず自己紹介を兼ねて、百選選定にあたっての感想、郷土料理への思いが各パネラーから述べられました。
続いて合瀬氏から「百選のうち何品食べたことがありますか?」という問いかけとともに、百選選定料理の紹介があり、会場では手元の百選リストに○をつける人の姿がみられました。
次に紹介されたのは、選定の過程で話題を呼んだイン ターネット人気投票の結果についてです。大量の票を得た山形の「いも煮」、鹿児島の「鶏飯」、地域ぐるみの呼びかけで上位にランクインし、その後の地域振 興につなげている大分の「ブリのあつめし」などについて各パネラーから発言がありました。
さらに、郷土料理百選と同時に発表された「御当地人気料理特選」について紹介があった後、 最後に、これからの郷土料理の楽しみ方についてパネラーからコメントがありました。
舩山氏が発案した「郷土料理めぐりツアー」には、他のパネラーからも「是非実現を」の声がきかれ、また向笠氏からは「似ている料理のルーツをたどり分布を 調べていくのも面白い」という興味深い話もありました。
以上、約1時間半にわたるパネルディスカッションでしたが、各パネラーとも親しみやすく楽 しいお話に終始し、それを合瀬氏が見事にコーディネートした90分間でした。
ご来場いただいた方々には改めて御礼申し上げます。
「農山漁村の郷土料理百選」選定記念シンポジウム
2008年11月15日(土) 東京ビッグサイト 国際会議場
主催者あいさつ
財団法人 農村開発企画委員会 理事長 山本 徹
出演者の紹介
パネルディスカション
「郷土料理百選と日本の食と農」
パネラー
服部 幸應 食育研究家、学校法人服部学園理事長
絹谷 幸二 洋画家、東京芸術大学教授
田部 浩子 (社)農山漁村女性・生活活動支援協会参与
平野 啓子 語り部、キャスター
舩山 龍二 (株)ジェイティービー取締役相談役
向笠千恵子 フードジャーナリスト、エッセイスト
コーディネーター
合瀬 宏毅 NHK解説委員
主催
全国農業協同組合中央会
全国農業協同組合連合会
農林中央金庫
財団法人 農村開発企画委員会
後援
農林水産省