大分県の郷土料理|(選定料理)手延べだんご汁
- 有力大名が愛した「鮑腸(ほうちょう)」の代替食 -

農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で選ばれた大分県の郷土料理。
ごぼう、しいたけ、にんじん、里芋などを具材とした味噌ベースの汁に、小麦粉に水(場合によっては塩水)を加えみみたぶほどの硬さに練った生地をのばして入れて、煮込む料理。土地によってはのばさずにちぎって入れる場合もあります。
由来には諸説ありますが、多くの説で戦国時代の大名、大友宗麟が好物の「アワビの腸(鮑腸)」に似せて作らせたものとして伝わっています。
現在では家庭料理として日常的に作られています。
だご汁のレシピ分量:1人前 |
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1. 下ごしらえをする。 団子を作る。 ボウルに[ A ]の材料を入れ、よくこね、ひとまとめにする。 野菜を切る。 大根はいちょう切り、人参は短冊切りにそれぞれ薄く切り、玉ねぎ、椎茸は、薄切りにする。ごぼうはささがきにする。 ![]() 2. 次に、鍋にだし汁を入れ沸騰させたら、団子を手でのばして入れる。 ![]() 3. 2の野菜、一口大に切った豚こま肉を加え、アクを取りながら煮込む。 ![]() 4. ひと煮立ちしたら、味噌を溶かし入れ、酒を加えて5分ほど煮込む。 ![]() 5. 団子が浮きあがり火が通ったら、椀に盛り、あさつきを散らして出来上がり。 ![]() 調理のコツ
椎茸は干し椎茸を使用すると尚、味わい深くなります。
また、使用する野菜は、春ならたけのこなど、季節のものをお好みでご使用下さい。玉ねぎも長ネギでの代用も可能です。
団子は、餃子の皮を使って代用するのがおすすめです。
煮込んでいるとアクが出てくるので丁寧にとり、仕上げに酒を入れて5分待つことも美味しさの秘訣。
野菜のうま味がスープに染み出て味わいお味です。是非ご賞味下さい。
店長 東 / スタッフ 山本
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