京都府の郷土料理|(選定料理)京漬物
- 京都食文化の象徴。あっさりと上品で、味わい深い「お漬物」 -
農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で選ばれた京都府の郷土料理。
野菜本来のうまみを活かした、うす塩の味付けで作られるお漬け物。千枚漬、すぐき漬、しば漬などがあります。
京都府は栄養を多く含んだ土壌と良質な水に恵まれており、野菜栽培に適しています。おいしい野菜が作れるようになると、それを長期保存するための漬物作りの技術が発達しました。
香り豊かで鮮やかな色合い、うす塩の上品な味の京漬物は、世界に誇る名産品です。
京漬物のレシピ分量:3人前 |
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1. [きょうりの漬け物] きゅうりを転がしながら乱切りにする。レモンをイチョウ切りにする。だし昆布をハサミで出来るだけ細かく切る。 上記材料をビニール袋に入れ、1~2分もみ合わせた後、冷蔵庫で30分ほど寝かせれば出来あがり。 ※だし昆布2gの代わりに、味の素1gでも可。 ※レモン1/4個の代わりに、食卓レモン適量でも可。 2. [水菜の漬け物] 水菜を1cm幅に切る。だし昆布をハサミで出来るだけ細かく切る。水200ccと塩6g、味の素3gをボウルに入れてあわせる。切った水菜とだし昆布をその中に入れ、冷蔵庫で2時間ほど寝かせる。しんなりしたらザルにあげ、水気を絞って出来あがり。 3. [なすの漬け物] なすを半分に切り、2~3mmの厚さに千切りにする。ねぎとしょうがを適量きざむ。しその葉を千切りにする。水300ccと塩9g、味の素3gをボウルに入れてあわせる。その中になすを入れる。軽くもんで塩水がアクで黒くなってきたら、なすを取り出して絞る。ねぎとしょうが、しその葉をまぜ合わせて出来あがり。 ※しょうがの量は、お好みで調整下さい。 ※塩水を絞りすぎると味がなくなってしまうのでご注意を。何度かお作りになってみて、お好みの味を探してみて下さい。 4. [かぶの漬物] カブをイチョウ切りにする。茎をきざむ。カブと茎をビニール袋に入れる。塩と味の素を入れてまぜあわせ、冷蔵庫で1時間ほど寝かせる。ビニール袋から取り出して、きつく絞って一味を加えて出来あがり。 ※塩は、カブの重さの2.5%の量が目安です。 ※味の素は、カブの重さの1%の量が目安です。 5. [切り干し大根のさっぱり醤油漬け] 大根を5mm幅の千切りにする。風通しのいいところで2~3日間干して、完全に水気を飛ばす。酒50cc、濃口しょうゆ50cc、水50cc、米酢30cc、みりん5cc、タカの爪2本、細かくきざんだだし昆布3gと干した大根をタッパーに入れ、冷蔵庫で一晩寝かせて出来あがり。 調理のコツ
夏が旬のきゅうりをさっぱりレモンの風味で、暑い日にピッタリです。水菜の漬物、お好みで七味をかけても美味しいですね。なすの漬物に炒りごまをふりかけると、味にアクセントがでますよ。余ったカブの皮や茎だけで漬け込んでも美味しいです。使わなかった大根の皮を風干しにした後に漬け込むと、1~2週間経っても味が変わらないまま日持ちしますよ。
おまっとさん 絆 店長 保原
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