愛知県の郷土料理|(選定料理)ひつまぶし
- そのままで、薬味を添えて、お茶漬けで。三つの味を楽しめる -
農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で選ばれた愛知県の郷土料理。
蒸さずにそのまま焼き上げたうなぎの蒲焼を、細かく刻んでご飯にのせる料理です。
その発祥は、うなぎ屋がうなぎの切れ端を活用したまかないとして作ったという説が一般的です。
最初はそのまま食べます。次に薬味(ねぎ、刻みのり、わさびなど)をのせて食べます。最後に薬味をのせて、お茶やだしをかけて食べます。愛知県では西尾市一色町を中心にうなぎの養殖業が盛んで、全国有数の生産量を誇ります。うなぎを様々な味で楽しめる「ひつまぶし」は、今や日本各地で愛されています。
ひつまぶしのレシピ分量:4人前 |
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1. 米をとぎご飯を炊いたら、おひつに取り分ける。 うなぎは、皮目を上にしてオーブンで焼き、あさつきを小口切りにし、わさびも用意する。 だし汁は火にかけ温めたら、急須に移す。 2. 1のうなぎを皮目は下にして、ほそく細かく切る。 3. ご飯の上に2のうなぎを盛り付け、タレをかける。 4. 【食べ方】 まずは、よく混ぜてそのままいただく。 次は、あさつき、わさび、山椒の薬味を加えて。 最後は、アツアツのだし汁を注いでお茶漬けにしていただく。 調理のコツ
ひつまぶしは、店でも人気メニューのひとつ。土用の丑の日には、ほとんどのお客様が注文されますが、“まかない料理として食べられていた”など諸説いわれのある料理です。美味しく作るポイントは、「うなぎを皮目を上にすること(=皮がパリパリになりますよ)」「細かく切ること(=ご飯と混ざりやすくなります)」。タレは市販のもので十分美味しくいただけます。まずはそのまま、次に薬味を入れて、最後は出汁を加えて・・・食べ方次第で、味の変化を楽しめる料理です。
※今回は“お酒を飲みながら”ということで3人分としていますが、飲まれない方は1人前として作って下さいね。
新橋 なもバー料理長 山本
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