埼玉県の郷土料理|(選定料理)やきとり(やきとん)
- ピリ辛の辛味噌だれで食べる、豚のやきとり -
農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で選ばれた埼玉県の御当地人気料理。
埼玉県東松山市では、鶏肉ではなく豚肉を串にさし、炭火でじっくり焼いたものを「やきとり」といいます。特にかしら肉(ブタのほほとこめかみの部分)を使用したものが主流です。
昭和30年代、食肉センターでは利用価値が低いとされていたブタのカシラ肉に着目し、辛味噌のたれを用いてやきとり風に調理したのがはじまりとされます。辛味噌の風味は東松山独特の味とされ、広く人気を得ています。
現在も東松山市内の軒先では、「やきとり」の文字が多く見られ、国内初のやきとり組合も存在し、品質の向上を図っています。
やきとり(やきとん)のレシピ分量:1人前 |
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1. 材料内[A]をまぜあわせる。 ※備考 ・辛さは一味唐辛子で調整して下さい。 ・ごまの香りがお好きな方は、煎り胡麻を大さじ1入れて下さい。 ・濃口しょうゆは甘さ控えめのしょうゆをお使い下さい。 ・辛味噌は、鍋や野菜スティックに使うのもおすすめ。 ・冷蔵庫に入れておけば、約1カ月間もちます。 2. 豚のカシラ肉(こめかみがおすすめ)を食べやすいサイズに切る(10gが目安)。長ねぎを約3cmに切る。 切ったカシラ肉と長ねぎを、4本の串に打ちつける(さす)。 ※備考 ・豚のカシラ肉は解凍された状態よりも、少々凍った状態の方が切りやすいです。 ・串を下に打ちつける感覚で。串の先を体にむけないように気を付けて下さい。 3. 2の串に、高い位置から塩をふりかける。 ※備考 ・串の上の部分には塩を多めに、手元部分には塩を少なめにふりかけることで、味の変化を楽しめます。 4. 焼く時に燃えないように、串の持ち手の部分にアルミホイルを巻く。フライパンにサラダ油をひき、串をのせ、強火で素早く両面を焼く(2分が目安)。表面に軽く焦げ目がついたら、中火にして両面を焼く(3分が目安)。 1で作った辛味噌をつけて召し上がれ。 調理のコツ
豚のこめかみは肉の専門店で手に入ります。手に入らない際は、カレー用として売られている豚の肩ロースでお作り下さい。長ねぎの代わりに玉ねぎを使っても美味しいですよ。再加熱して召し上がる時は、日本酒もしくは白ワインを数滴かけ、予め温めたトースターを「強」にして約2分焼いて召し上がって下さい。やきとり(やきとん)はビールとの相性が抜群ですよ。
やきとりひびき 東松山本店 本店長 森元
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