岩手県の郷土料理|(選定料理)盛岡じゃじゃ麺
- 中国うまれの盛岡育ち、甘辛い肉味噌が特徴 -

農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で選ばれた岩手県の御当地人気料理。
平たいうどんの上に炒めた肉味噌と刻んだ長ねぎ、きゅうりなどをのせ、おろし生姜や酢、ラー油などを加えて食べます。
中国の東北部(旧満州)の家庭料理、炸醤麺(ジャージャー麺)を参考に盛岡市内の屋台が考案したとされ、日本向けのアレンジが繰り返され、現在の盛岡じゃじゃ麺に至ります。
麺を食べ終えた後、器に残った味噌に麺の茹で汁と生卵を入れて混ぜあわせた鶏蛋湯(チータンタン)を味わうのが人気です。
盛岡じゃじゃ麺のレシピ分量:1人前 |
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1. <肉味噌の準備 1> 材料内[A]の玉ねぎと長ねぎはみじん切りにする。 熱したフライパンにごま油大さじ1を入れ、みじん切りにした玉ねぎと長ねぎをしんなりなるまで炒める。 2. <肉味噌の準備 2> 材料内[A]のみりん、酒、鶏ひき肉を鍋に入れ、中火でよくほぐす。火が通ったら砂糖、1で炒めたものを入れ、弱火でまぜる。まざったら練り胡麻、おろし生姜、おろしにんにく、だし入り味噌、八丁味噌を入れる。まぜながらさらに弱火で煮る。表面がフツフツとしてきたら、ごま油大さじ1を回しかけ、火を止めて常温で冷ます。 3. <トッピングの準備> 材料内[B]のきゅうり、しその葉、水菜を約5cm幅で切る。長ねぎはしらがねぎにし水にさらす。 ![]() 4. 鍋に水をたっぷりと張り、ひとつまみの塩を入れてお湯を沸かす。同時に氷水を準備しておく。茹でた麺を氷水の中に入れ冷ましたら、水気を切ってお皿に盛る。もやしを先のお湯で茹でて、同じく氷水の中に入れて冷まし水気を切って麺の上にのせる。 ※麺はうどんでも冷麺でもあいます。 ![]() 5. 4の上に2で作った肉味噌をのせる。 その上に、3で準備したトッピングを散らす。さらに煎り胡麻、刻み海苔を散らして出来上がり。 食べ終わった後の器に生玉子と余った肉味噌を入れ、麺の茹で汁を入れてかきまぜ、〆のスープ「鶏蛋湯(チータンタン)」でいただくのが盛岡流。 ![]() 調理のコツ
肉味噌の中に蜂蜜やすり胡麻等を入れたり、トッピングとしてゆずの皮等を散らしたりすると、一層美味しさが増しますので、アレンジしていただいても楽しいと思います。お好みでラー油をかけても美味しいですよ。温かくして召し上がりたい時は、茹でた麺をそのままお皿に盛り、レンジ等で軽く温めたお味噌をかけて、トッピングをのせてお召し上がり下さい。豪快にまぜまぜしてどうぞ!
ここから屋 店主 久保田
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